ねこさん(私の妻)が使っているパイオニア ペダリングモニターですが、先日「バッテリーレベル低下」のアラートが表示されました。
お知らせ
バッテリー
低いです!
ああ、電池交換ね。
了解した。
ちなみにペダリングモニターは4ヶ月前に購入したもので、電池交換は今回が初めてになります。
電池交換・・・
今までペダリングモニターセンサーの電池のことなんて気にしてなかったけど、いざ交換となると「4ヶ月で電池交換とは妥当な時期なのだろうか?」「電池の残量はどの程度になっているんだろうか?」「そもそも電池交換の方法は?」と気になります。
そんな気になることも調べながらの電池交換、せっかくですから分かったことなどまとめておきます。
目次
なお、
ペダリングモニターの構成はこちら
サイコン:SGX-CA600
センサー:SGY-PM910Z
また、
交換する電池は CR2032 です。
便利なセンサーバッテリーアラート機能
ペダリングモニターセンサーの電池切れが近いと知らせてくれる機能です。
サイコンの画面いっぱいに「お知らせ」がバンッと表示されますから、まあ見逃すことはないですね。
で、この表示がされた後のセンサーの動作可能時間は目安として約10時間となっています。
使用可能時間に比べて電池の消耗が早い
さて電池交換が必要だよとアラートが出ましたが、じゃあ実際どれくらい使ったんだろうかと走行ログを調べてみますと、このペダリングモニターセンサーは購入後4カ月経っていて使用時間は約90時間です。
そこでメーカーが公表しているペダリングモニターセンサーの使用可能時間を確認してみると
使用可能時間:約180時間(常温)
パイオニアの仕様より抜粋
※使用可能時間は、使用状況によって短くなる場合があります。
メーカーの180に対して実際は90か・・・
ずいぶん短いね。
なんでこんなにも短いか?
考えたんですが分かんないねー。
- そもそも使用時間ってなによ
連続でペダリングを続けた時間か?
それとも私たちのように数日おきに数時間程度ペダリングしての時間か? - 時間の算出方法
理論上の計算値なのか?
それとも実際にペダリングして計測したのか? - メーカーでセットした電池の消耗度合い
ペダモニを購入した時点で、セットされていた電池の残量はどうだったんだろう。メーカーで取付け調整する際にも使用した電池なのだろうか。 - 使用状況によって短くなると言うが
それほど特異な使い方をしたつもりはないのだが、、日本国内で主に室内トレーナー(Zwift)で使うことが多い。という使用状況です。
という疑問もあって仕様上の180時間と実際の使用時間90時間を単純に比較もできんな、というのが感想です。
電池の消耗が早いと言っても、まあ2日や3日で交換ってわけじゃないんだから、、
だいたい4カ月で交換なんだな。
そう思っておきます。
電池残量の確認が簡単にできる
ともかく電池交換をしよう。
でもその前に今の電池残量を確認したいものだと思って調べていたら、サイコン(SGX-CA600)のデータフィールドにペダリングモニターセンサーの電池残量レベルと電圧を表示することができるんだと気づきます。
データフィールドで電池残量の確認
さっそく電池の残量レベルと電圧を左右のセンサーそれぞれ表示してみると、、
おー
出た出た。
で、どうかな?
ふむふむ。
右側の電池電圧が2.5Vで残量レベルはLowとなっていますねー。おそらくこの残量レベルでアラートを出すんだろうな。
んー
左側はOKなのだが・・・
電池交換は右側だけにしようかと思いましたが、メーカーは左右同時に電池交換してと言っています。
まあ
どちらの電池も交換だな。
電池電圧から交換の目安
データフィールドで簡単に確認できる電池残量レベルと電圧です。電池交換の目安にも使えそうなので少し調べてみます。
こちらペダリングモニターセンサーで使用する電池「CR2032」の放電温度特性グラフ(Panasonic社)なのですが
このグラフを見てみると電池電圧は使用開始後は公称電圧の3Vから少しずつしか低下しません。緩やかな低下です。ですが電圧が2.7V付近になると急に降下し始め、その後は一気に減少してしまいます。
バッテリーレベル低下のアラートが出る2.5Vだと残り時間がもうわずか。たしかに電池交換をすべきですね。
つまり電池電圧をチェックしていれば電圧が2.7~2.6Vあたりになってきたら電圧の急降下がそろそろ来そうだな、電池交換も近いなと予測することができます。
電池交換の様子
電池の交換方法、、
そんなに難しいものではありませんでした。
ですが次のように気をつけることもあります。
- 電池の極性を間違えないようにセットする
- センサー内部に水分など異物を入れない
- カバーを取り付ける際はパッキンのねじれや、はみ出し、ホコリなどの付着に気をつける
- カバー、ネジの締め付けは確実にする
簡単な電池交換ですが、、
うちのねこさん(私の妻)のように この手の作業が苦手、もし間違ってペダモニが故障したらどうしようという自信のない方はショップや手慣れた人にお願いした方が良いと思います。
では交換作業を見てみましょう。
右側センサー
右側センサーカバーのネジ3本を六角ドライバー(サイズ2mm)やアーレンキーで外します。
私はPBスイス 8205-2-80 六角棒ドライバーを使います。素早く回せて力の加減がしやすいので気に入っています。
カバーを外すと電池 CR2032が現れます。
電池の+極(刻印がある側)が見えるようにセットされています。
電池はペダリングモニターセンサーをメーカーが取り付けた際にセットされたもので Panasonic製を使用していました。
この古い電池を取り外します。
指先または爪を電池の底に引っかけるようにして持ち上げます。
もしドライバーの先のような金属を引っかけて電池を外す場合は、念のため金属部分にテープを巻くなどして電気ショートを防ぐ処置をしておけば安心です。
新品電池を準備します。
今回はすぐに欲しかったのでPanasonic製を近くの家電量販店で購入しました。ネットならもっと安く買えますけどね。ただ、ネットで売られているあまりにも激安な品物の中にはジャンクな低品質な物もあるとか、、。
電池には使用開始の日付を書いておきます。
いつから使い始めたのか分かります。
新しい電池をセンサーにセットします。
電池をセットしたらLEDを確認します。
緑色に10秒間点灯すればOKです。
センサーに設定されているモードによってLEDの点灯状態が異なります。
緑色10秒点灯
ペダリングモニターモード
オレンジ色10秒点灯
デュアルパワーメーターモード
オレンジ色10秒点滅
シングルパワーメーターモード
LED表示に問題がなければ、センサーカバーを元通りに3本のネジで取り付けて終了です。ネジにはゆるみ防止のためにヘンケルジャパン ねじロック 222 10mlをいつも塗っています。
左側センサー
左側センサーカバーを外します。
500円玉がカバーの溝にちょうど合います。
CLOSEからOPENへ反時計方向に回せばカバーは外れます。
電池はカバーにセットされています。この状態で見えているのは電池の-極(刻印のない側)です。
新しい電池を準備します。
こちらにも使用開始の日付を書いておきます。
カバーに電池をセットして再びセンサーに取り付けます。
カバーはOPENからCLOSEへ時計方向に回してロックします。
このとき右側センサーと同様にLEDが緑色に10秒点灯すればOKです。
交換後の確認
電池残量を確認します。
左右ともに電池レベルはNew、電圧3.1Vとなりました。問題ありません。
最後に実際にバイクに乗ってペダリングして、いつも通りにパワー値などのデータが表示されているか確認します。
おわりに
パイオニア ペダリングモニターセンサーの電池交換を初めてやってみました。
簡単でした。
カバーを開けて
電池を入れ替えて
カバーを閉じる
これだけです。
まあ私の場合、気になることがあってあれこれ調べながらやっていたので時間がかかってしまいましたが、電池交換だけなら10分もあれば終わるんじゃないかな。
電池の消耗が早くねーか?という感想もありますけど、電池切れを未然に防ぐアラートや電池残量の確認といった良い感じの機能が搭載されていますので心配なく使っていけそうです。
コメントを残す