おお!復活した!心拍計がおかしいときは しっかり放電してみる

心拍計の放電は重要

あれ?
なんだこの心拍数は、、

・なんか低すぎる
・あり得ないほど高い
・フラフラと安定しない
・たまに止まってる
などなど・・・

心拍計がおかしいぞ。

そんな
おかしくなった心拍計を
直そうとするんですが

  • 電池を新品に交換した
    けどダメ、直らない
  • ストラップの裏側を水で湿らせた
    けどダメ、直らない
  • どうやっても直らない
    もうダメ、お手上げ

困りましたね・・・

そんなとき
心拍計を放電してみたら

みごとに
復活しました!

という話。

なお
使用する心拍計は
ガーミン製のもので
プレミアムハートレートセンサーです。
現在は販売終了。
現行品はHRM-Dualとなっています。

重要な放電

心拍計の放電ということを
これまで意識したことは
まったく無かったんですが

じつは
ガーミンのサポート情報に
バッテリー交換時の放電について
書かれています。

ガーミンサポート_バッテリーの交換
キャプチャ Garmin HRM-Dualのバッテリー交換方法 より

放電について引用すると

重要
新しいバッテリーを取り付ける前に
センサーモジュールが完全に放電できるように30秒間待ってください

Garmin HRM-Dualのバッテリー交換方法

古い電池を取り外しても
すぐに新しい電池をセットせず
30秒間待って完全放電させる。

重要なことは

完全に放電

だそうです。

なぜ放電が必要?

重要だから
完全に放電してね
とは書いてありますが

その理由
なぜ完全放電をするのか
が書かれていない・・・

そこで
私なりに考えてみました。

あくまでも
私の想像と推測です。

推測 メモリのゴミ

心拍計が不調のとき
おそらく内部のマイコン演算メモリに
壊れたデータが残っているのでは?
と思うのです。

なんというか
ゴミが残っているような。

とくに
電池残量が減ってきて
動作が不安定になったとき

誤って
不良データができてしまい
それがメモリにゴミとして
残ってしまう・・・

このゴミが
心拍数の計測や通信に
悪い影響を与えている。

私の想像ですが
こんな感じでしょうか。

そのせいで
動作がおかしくなるのかな
と推測します。

となると
メモリのゴミを除去して
きれいにすることが
心拍計を正常に復活させる
カギとなるわけです。

ではどうやって
ゴミを除去するか?

推測 放電でゴミ除去

ここでガーミンが言う
完全に放電です。

心拍計の電池を取り外し
完全放電させる。

このとき
電池を外して30秒間待つ
と書かれていましたね。

ということは
電池を外しても
心拍計(メモリ)には
しばらく電圧がかかっている状態で
すぐには無電圧にならないようです。

そこのあたりのことは
電圧を保持する設計なのか
回路上そうなってしまうのか
よく分かりませんが

とにかく時間を置いて
完全に放電させる必要がある
とガーミンは言っているようです。

では
完全放電でどうなるか。

それは心拍計(メモリ)の電源が
完全に落ちるわけですから

ゴミ(壊れたデータ)が
メモリから消えてなくなる。

ということです。

言いかえれば
ゴミを消すために完全放電している
ということ。

以上が
私の想像と推測です。

放電時間ですが、、

ちょっとここで
放電の時間について

電池を外して
自然放電で完全に放電させる時間が

ガーミンのサポート情報には
30秒間と書かれています。

ですが
そのサポート情報に貼られている
ガーミンサポート動画では
なんと!
10分間放置と言っています。

ガーミンサポート動画_10分間放電
キャプチャ Support: Changing the battery on a Garmin Heart Rate Monitor より

おいおい
30秒と10分じゃ
ずいぶんと違うのだが

と言いたい。

まあ
実際にやってみて
30秒じゃ完全放電できていない
と感じます。
心拍計の不調が直らなかったので。

積極的な放電方法

放電は
じっくり時間をかけて
しっかり完全に。

だと思います。

でももっと
積極的な放電といいますか
そんな方法もありまして

その方法は

その方法は

  1. 電池の表と裏を逆にして心拍計に入れる
    つまり電池のプラスとマイナスを逆に入れる
  2. そして2分間ほど待つ
    じっくりと待つ
  3. その後
    正しい向きで電池を入れる

というもの。

画像で説明しますと

正しい向きでセットされた電池を

心拍計に電池をセットした状態

取り出して

心拍計から電池を取り出す

電池の表裏をひっくり返す

心拍計から取り出した電池を裏返す

逆さまにした電池を
心拍計にセット

裏返した電池を心拍計にセットする

この状態で2分間ほど待つ。

心拍計に逆さま電池セット完了

このあと
電池を正しい向きで
心拍計にセットする。

心拍計に電池をセットした状態

こんな具合です。

私はこれで
たしかに
正常に復活しました。

この方法は
ガーミンが以前公表していた
ような気もするんですが・・・
たしか30秒間
電池を裏返してセット
だったような・・・

現在のマニュアルには
記載されていないようです。

ですので
メーカー非公認の方法になる?
かもしれません。

では
なんで電池の表と裏を逆にして
放電するのかな?

そこのところを
電池と心拍計
それぞれの構造から考えてみます。

電池の構造

まず電池の構造です。
使用している電池CR2032の場合

型式などの刻印がある面が
+極となります。
さらに側面も+極になっています。

電池_表_+極

つまり
刻印面と側面は
一枚の金属でつながっています。

いっぽう
ー極はというと

電池_裏_+-極

+極の裏側で
刻印のない面がー極です。
この面は側面の+極とは
つながっていません。

心拍計の端子

つぎに
電池と接する心拍計の端子ですが
電池を外した下の画像で説明すると

側面(黄枠部分)が+端子
真中(青枠部分)がー端子
となっています。

心拍計_電極の位置

電池を正しい向きでセットすると
+端子(黄)に電池の+極
ー端子(青)に電池のー極
それぞれが正しく接します。

ところが
電池の表裏を逆にしてセットすると
心拍計の+端子、ー端子どちらにも
電池の+極が接することになります。

電池を逆にセットとは

電池の表と裏を逆にすると
電池と心拍計端子は

電池の側面(+)⇒ +端子
電池の刻印面(+)⇒ ー端子

となります。

つまり心拍計の
+端子とー端子が
電池 +極の金属で
電気的につながることになり

+端子と-端子間の電圧
心拍計内の電圧が無くなる
というわけです。

要は心拍計の
+端子とー端子を
金属で短絡するんです。

それには
逆さまにした電池が
ちょうど使えるよね
ということ。

しっかり放電

これまでの私は
心拍計の電池交換は
古い電池を取り外したら
すぐに新しい電池を取り付ける
こんな感じでしたから

まったく
放電していませんでした。

だからですかね
電池を新しくしても
心拍計の不調が
改善しないことがあったのは、、

心拍計の放電
実際にやってみると
あっさり不調が直ったわけで

たしかに
放電は重要だな
と感じております。

あとですね
放電は充分時間をかけて
しっかりやったほうがいいです。

30秒間はちょっと微妙・・・
やるなら10分間とか
なんなら一晩放置とか
とにかく
しっかり放電が良いかと思います。

おまけ 電池の取り方

CR2032のような
コイン型電池は取り外しが
ちょっとやりにくい。

とくに今回紹介した
逆さまにセットした電池を
指、爪で外すのはかなりの難易度。

そこで
セロテープのような
粘着テープを活用します。

テープを電池に貼って

電池の取り外し_テープを貼る

持ち上げる。

電池の取り外し_テープを引っ張る

簡単に電池が取れます。

ガーミン心拍計の電池交換
小さなビスに精密ドライバー、、
あなどれない作業だなと
こちらの記事にしてみました。

ガーミン心拍計に使うドライバーについて

心拍計を使ったら
洗濯します。

心拍計の洗濯_アイキャッチ
GARMIN HRM

ガーミン心拍計 HRM-Dual



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