ロードバイクのチェーンを交換するとき、役立つもの 注意すること

チェーンを交換するとき

チェーンチェッカーで
チェーンの伸びをチェックします。

チェッカーを
指で軽く押し込むと

チェーンチェッカー指で押してみる
チェーンチェッカー入った

簡単に入りました。

チェーンが伸びています。
新品に交換したほうが良さそうです。

ということで
チェーンを交換するんですが

チェーン交換をするとき
役に立つなと思うものや
注意したほうがいいなと思うこと
そんなことがいくつかありまして

今回はそのあたりについて書いてみます。

交換したチェーンはこちら
古いチェーン
シマノ CN-HG900-11
新しいチェーン
シマノ CN-HG901-11

役立つもの

あれば役に立つもの。
作業の効率が上がります。

チェーンフック

チェーンを切るとき
チェーンを連結するとき

チェーンフックがとても役に立ちます。

チェーンフックをかけてピンを抜く

チェーンフックをかけておけば

チェーンフックのおかげで離れない

このように
連結ピンがなくても
チェーンが離れていきません。
この状態をキープしてくれるので
チェーンカッターを両手で安定して操作できます。
ほんとに助かります。

以前、チェーンフックなしで作業してみましたが
まあ大変です。
なぜならチェーンは
リアディレイラーにグイグイ引っ張られています。
それにチェーン自体の重さで下に垂れます。
ですから連結していないチェーンは
とにかく左右に離れようとします。

そんなチェーンを片手に持って
連結部分を合わせながら
もう一方の手で
チェーンカッターを操る・・・
とてもやりづらい。

チェーンフックは市販品もありますが
私はステンレス鋼線で自作しています。

自作チェーンフック

作り方
ステンレス鋼線を適当な長さにカットして両端を曲げるだけ。簡単です。
必要なもの
ステンレス鋼線
ミニクリッパー、プライヤーなどの工具

チェーン吊るし

チェーンは吊るします。

チェーン吊るしをフックに掛ける

チェーンを床に置くと場所を取ります。
おまけにすぐに絡まる(ダンゴになる)。

ですから
チェーンは吊るします。

吊るせば
場所を取らないし
チェーンが絡まない。

それに、こうやって
古いチェーンと新しいチェーンを並べて吊るせば

新旧チェーンを吊るす

チェーンの伸びが確認しやすいんです。

新旧チェーンの長さを比べる

左が古いチェーン、右が新品のチェーン。

今回交換するチェーンの長さは
リンク数108個です。

同じリンク数のところを比べてみると
古いほうはローラー半分くらい伸びていますね。

このようにチェーンを吊るせば
チェーン自体の重さで自然と真っすぐになるので
チェーンの伸びや長さを確認するにはとても便利です。

ちなみに
新品チェーンの長さ調整も
チェーンを吊るしたまま行います。

新チェーン切りは固い

チェーンを吊るしたほうが
両手がフリーになって
チェーンカッターを扱いやすい。

このチェーン吊るしも自作です。

自作チェーン吊るし
チェーン吊るしにチェーンを通す

作り方
ステンレス鋼線で三角形をつくる。
三角形を閉じる箇所は鋼線をフック状に加工して開閉できるようにしています。
必要なもの
ステンレス鋼線
ミニクリッパー、プライヤーなどの工具

もっと簡単に作るなら、、
アーレンキーと洗濯バサミでも
チェーン吊るしはできます。

チェーン、アーレンキー、洗濯バサミの組み合わせ

洗濯バサミとチェーンを
アーレンキーで横串にします。

必要なもの
つまみレバーに穴の開いた洗濯バサミ
3mm程度の細いアーレンキー

注意すること

チェーンの性能や耐久性を十分に発揮するために、組付ける際に注意していることがあります。

アウターリンクは未使用の穴を使う

まだ組付ける前の
新品のシマノ製チェーンの両端は
片方がアウターリンクで
もう片方がインナーリンク
の状態となっています。

この新品チェーンの長さ調整をする場合
注意していることがあります。

それは
インナーリンク側の端を切り落とす
ことです。

言いかえると
アウターリンク側の端は残します。

理由は
新品チェーンをつなぐとき
コネクティングピンは新品のアウターリンクの穴に打ち込みたいからです。

ちょっと説明がややこしいですが
要は

まだ一度も
ピンを打ち込んだことのない
未使用のアウターリンクの穴を使いたい

ということです。

こちらの画像、右が新品チェーンで
アウターリンク側の端を上にして吊るしています。

アウターリンクの穴は新品を使う

この一番上のアウターリンクの穴は
まだ一度もピンを打ち込んでいない穴です。
これを使いたいのです。

もしアウター側の端を切り落とす
となると、、
アウターリンクを残すように切ることになります。
(反対側がインナーリンクだから)
そうすると
端っこに残ったアウターリンクの穴は
ピンを抜いた穴になるわけで
穴が広がっている可能性があって
そこに再度ピンを打ったとき
ピンと穴との結合が弱くなるのでは・・・
と思うのです。

新品チェーンには未使用のアウターリンクの穴があります。これにコネクティングピンを打ち込めばリンク穴とピンがより強く結合できるはずです。

新チェーン‗アウターインナーリンク説明
チェーンを切る箇所を確認
インナーリンク側を
インナーリンクが残るように切る

チェーンの向き

チェーン連結の向きに関して
シマノはマニュアルで次のように推奨しています。

コネクティングピンはチェーンの進行方向の前側のアウターリンクの穴にセットすることを強くお勧めします。
シマノ マニュアルより

チェーン交換完了チェーンの向き

コネクティングピンを打ち込む穴が
チェーン進行方向のアウターリンクの前側の穴になるようにチェーンをセットします。

これとは逆向きにチェーンをセットするよりも
強度(耐久性)が増して、より切れにくくなるようです。

ガイドプーリー下の脱落防止ピン

リアディレイラーにチェーンを通すとき
ついついやってしまう失敗です。

ガイドプーリー下の脱落防止ピンの前側にチェーンを通すのは間違いです。
ピンの奥側にチェーンは通してください。

注意 ガイドプーリー下の脱落防止ピン

せめて
チェーンを連結する前に
気づいてほしい間違いです。

連結後に気づいたら?
チェーンを切ってやり直すか
プーリー、プレートをバラすか
どっちにしろ面倒・・・

注意しましょう。

おわりに

チェーンを新品に交換する際のポイントを
私が思う「役に立つもの」「注意すること」ということで書いてみました。

チェーンの交換作業、、
難しそうに思えるけれど
やってみれば案外できてしまいます。

ですが
やっぱり注意することもあります。

私はいつも自分で交換していますが
なにかあっても自己責任と思ってやっています。

もし作業に自信がない方は
信頼できるショップ(自転車屋さん)に依頼したほうが安心です。

シマノチェーンチェッカー
TL-CN42

チェーンチェッカー入った

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シマノチェーンカッター
TL-CN28

新チェーン切りは固い

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イシナダ超硬ステンレス

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