ロードバイクで走っていて
もしもチェーンが切れたらどうしよう・・・
それが出先で
家から遠く離れたところ、、
近くには
自転車屋さんなどない、、
一人のライドで
助けてくれる人もいない、、
そしてなにより私は
チェーンツールを携帯していない!
こんな事態を想像すると不安になります。
今までチェーンが切れた経験は無いけれど
やっぱり備えは必要だな、、
そこで携帯チェーンツール
トピーク「Link 11」を購入しました。
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私が「Link 11」に決めた理由は
- ケースに収納した状態がコンパクト
- 突起が無いのでサドルバックの中で他の収納物を痛めない
- チェーンフックが付属している
- ステンレスケースが美しい
こんなところが気に入って購入しました。
目次
コネクトピンが抜けるのか?
気に入って購入した Link11ですが
ちょっと気がかりなこともありました。
それは、、
もともとチェーンに打ち込まれている
(製品として打ち込まれている)
あのコネクトピンが抜けるのか?
ということ。
チェーン切れというのは
結局はチェーンが破損した状態で
リンクやコネクトピンが壊れています。
ですからチェーン切れの対処では
チェーンをつなぐのは当然ですが
その前に、破損した(切れた)リンクを外す必要があります。
チェーン切れの一例を再現してみると
こんな感じです。
アウターリンクから
コネクトピンが抜けた状態になって
インナーリンクとの結合が外れてしまう。
コネクトピンが抜けたリンクは
もう使えないので(使わない方がいい)
取り外す必要があります。
そうすると
残すリンク(アウター/インナー)によりますが
このどちらかのコネクトピンを抜くことになります。
で、このコネクトピン
製品としてもともと付いているピンは
けっこうガッチリと取り付けてあって
そう簡単に抜くことはできないんです、、
(すぐに抜けては困るので当然です)
しっかりとした専用のチェーン工具を使っても
このコネクトピンを抜くにはそこそこの力を要します。
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携帯チェーンツール Link11
コンパクトなのは良いが
ちょっと頼りないような・・・
あのコネクトピンが抜けるのかな?
大丈夫、抜けました
ということで
購入後、さっそく試してみました。
結果は、大丈夫です。
ちゃんと抜くことができます。
コネクトピンを抜く様子
実際にやってみた様子はこちらです。
六角レンチ付きのレバー(黒)を外します。
調整ノブを指で回して圧入ピンを後方へずらし
架台にチェーンをセットします。
調整ノブを指でまわして
圧入ピンをチェーンのコネクトピンの中心に押し当てたら
調整ノブにレバー(黒)の六角レンチを差し込みます。
ツール本体のグリップ(シルバー)を持ち
レバー(黒)を回して圧入ピンをねじ込んでいきます。
しだいにねじ込みが硬くなってきますが
力を込めてレバー(黒)を回しねじ込み圧入を続けていると
パチッ!
パチッ!と音がして
コネクトピンが抜けます。
コネクトピンを抜き取り
リンクの取り外しが完了しました。
こちらで使用したチェーンは
シマノCN-HG901 11S で
しばらく使用したあと摩耗交換で取り外したもの。
撮影はバイクにはセットせず作業台の上で作業している様子です。
ありがたいチェーンフック
Link11にはチェーンフックが付属しています。
バイクにセットしたチェーンを
切る/連結するときに役立ちます。
フックをかけておけば
チェーンが離れていかないので
作業がとてもやりやすい。
チェーンフックはレバー(黒)内に収納されています。
チェーンフックが付属しているのはありがたい。
チェーンを交換するとき
役立つグッズのひとつとして
チェーンフックを記事にしたこともあります。
コネクトピンの打ち込みも問題なし
チェーンをつなぐことも考えておきます。
もしも出先でチェーンが切れたとき
私はチェーンの連結にはコネクトピンを使うつもりです。
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ちなみに
コネクティングピンと言ったり
アンプルピンと言ったりもします。
アンプルとは医薬品などを封入した小瓶のことで、トップを折って開封します。
チェーン連結に使うコネクトピンも打ち込んだ後に先端部を折ることから、アンプルピンとも呼ばれているようです。
さてLink11
コネクトピンの打ち込みはどうでしょうか?
コネクトピンを打ち込む様子
Link11でコネクトピンを打ち込んでチェーンを連結してみます。
チェーンはインナーとアウターのリンクを突き合わせます。
チェーンの連結部にコネクトピンを差し込んで
Link11にセットします。
レバー(黒)を使って圧入していきます。
圧入完了。
こちらで使用したシマノCN-HG901 11S の場合
コネクトピンのお尻の面(平らな面)と
アウターリンクの面が一致するように圧入します。
バイクにセットしたときチェーン外側の面がフラットな状態とします。
次にコネクトピンのヘッドを折ります。
Link11の調整ノブにコネクトピンのヘッドを差し込んで
折ります。
ヘッドを折った面はアウターリンク面から少しだけ飛び出します。
(シマノCN-HG901 11S の場合)
連結部をこねてみてスムーズに動くか確認します。
コネクトピンの差込み量が
適正でない(多い・少ない)と連結が固くなることがあります。
(シマノCN-HG901 11S の場合)
チェーンの連結方法について
チェーンの連結については
その連結方法によって
- リンクのアウター/インナー
- チェーンの向き
などを考える必要がありますので
そのあたりについて触れておきます。
コネクトピンで連結
まずはコネクトピンを使う方法
コネクトピンの場合はこちらの画像のように
インナーリンクとアウターリンクで連結します。
「インナーとインナー」もしくは
「アウターとアウター」といった組み合わせでは
コネクトピンによる接続は不可能です。
またコネクトピンを使っての連結では
チェーン連結の向きもポイントになってきます。
チェーン進行方向の先頭をアウターにすることをシマノは推奨しています。
コネクティングピンはチェーンの進行方向の前側のアウターリンクの穴にセットすることを強くお勧めします。
シマノ マニュアルより
チェーン連結の向きについては
チェーン交換で気をつけることとして
こちらの記事でも書いています。
注意
コネクトピンで連結するとき
リンクを取り外した場合、その分だけチェーンが短くなります。
また、一度コネクトピンを抜いたアウターリンクの穴に
再度コネクトピンを打ち込みますので強度は落ちます。
ですのでこれはチェーンが切れたとき
自走でなんとか帰還するための応急処置として
帰還後は早々に新品チェーンへの交換が必要です。
クイックリンクで連結する
つぎにクイックリンクを使う方法
クイックリンクの場合はこちらの画像のように
インナーリンクとインナーリンクで連結します。
クイックリンクとはこのようなもの。
私はクイックリンクを使ったことがないので
SM-CN900-11のマニュアルを確認しましたが
取付けは簡単にできそうです。
ただし
・取付けの向き
・結合ではピンを確実にはめ込む
といった注意点があります。
SM-CN900-11のマニュアルでは
ピンのはめ込みに専用工具を使っていますが
製品ページには特徴のひとつとして
「簡単接続 工具なしでも接続が可能」
と書かれています、、
ブレーキをしっかりかけた状態で
ペダルをガツンと踏み込めば
工具なしでもピンのはめ込みはできそうかな・・・
(手ではめ込むのはおそらく無理かと)
こちらの自転車屋さんのブログが参考になりそうです。
【メンテナンス豆知識】シマノクイックリンク専用ツール無しでチェーン脱着に挑戦!
~ポイント~
クイックリンクの位置を
チェーンステーの上側にもってくる
つまりクイックリンクがスプロケットから
チェーンリングへ移動する途中に置くことで
ペダルを踏み込んだときにチェーンを引っ張る力が
クイックリンクに加わるようにするのが重要なようです。
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慌てずに対応する
携帯チェーンツール
トピーク「Link11」があれば
出先でのチェーン切れにも対応できそうです。
対応できそうですが
その際は落ち着いて作業することが大事かと、、
慌ててしまって
取り外すリンクを間違えたり
コネクトピンを落として無くしたり
↑↑ 私やっちゃいそうです
ですから
もしも出先でチェーンが切れたら!
ふーっと深呼吸して
まずは落ち着こう。
そして慌てずに対応しよう。
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